平成19年4月によせて  

弊社は2000年9月の創業より、着実に成長してまいりました。
これはひとえにお客様、社員の皆様、社員の家族の皆様方に支えられての結果であると、深く感謝申し上げます。
本年も新たに5名の新入社員を向かえ、50名弱の陣容を備え、数人で創業した創業期と比べ、質と量の両面において、お客様へのより一層の貢献をさせて頂く体制が整いつつあります。しかしながら、私たちの志向する弊社のあるべき姿からみると、まだまだ発展の途上であり、現状に安住することなく一層の精進をして参りたいと、決意を新たにしております。
さて、この度新入社員を向かえ、改めて弊社を経営するうえで私の最も大切にしていることを述べたいと思います。
人間は物心の両面において満たされたとき、最も幸福感を味わうことが出来るのではないでしょうか。また、人間は支えあって生きている存在であり、与え与えられながら生きている存在であります。そのような性質を持った人間集団にとって最も大切なものは、コミュニケーションであると思います。そしてコミュニケーションを円滑にするために最も大切なことは、相手の立場に立って考えるというスタンスであると思います。
お客様の立場に立って考え業務を遂行するときも、よりよい技術が提供でき、また、私が社員の立場に立って考えるとき、社員一人ひとりの育成課題の発見や適材適所の任用ができると信じております。
物心両面の幸福の追求する存在である人間が支えあって存在する人間集団である企業を経営する責任者として、率先して相手の立場に立ちコミュニケーションの活性化を図り、それによって社会的価値の高い企業を創造していく。それが創業時以来、私が最も大切にしてきたことであり、これからも最も大切にしていきたいことでもあります。