at one’s own risk. (自分の責任で)  

3月11日に発生しました東日本大震災でお亡くなりました2万有余の御霊と被災されました多くの方々に、心よりのお悔みと哀悼の意を捧げさせていただきます。

正しく国難と言える敗戦以来の歴史的な年となってしまいました。
一体誰が、本年の年頭にこのような事態を予想できたでしょうか?
経済的成長神話を失ったとはいえ、大半の日本人は日本の安全神話を信じていました。
それも千年に一度と言われる今回の大震災とそれに伴う大津波、更には原発事故によって、もろくも葬り去られてしまいました。
電力不足と世界的な不況による過度な円高で製造業は苦しみ、日本の今後は想像以上に厳しいと予想できます。

Heaven helps those who help themselves.(天は自から助ける者を助く)

「人間は自らの努力と成果に応じた果実しか得られない」という自己責任の原則を貫きつつ、自らを支えきれなくなった人々への思いやりや具体的な支援を惜しまない生き方こそ、祝福されるべき生き方と思います。
今こそ、原点に立ち戻り、日本を担う一企業として、日本にとって良いことを真剣に考えて選択していきたいと思います。

「海から得たもので生きてきた。その海がすべてを奪っていった。
だから、また、海から得ればいいんだ。」
先日、TVのニュースで観た被災地の漁師の方の言葉に、この厳しい時代を生きていくための勇気をいただきました。

第12期を迎えるにあたり、更なる努力で厳しい時代を乗り切っていく覚悟です。